ベネッセアートサイト直島の新ギャラリーが「ヴァレーギャラリー」「杉本博司ギャラリー 時の回廊」体験レポート
ベネッセアートサイト直島に2022年3月12日(土)にオープンした新ギャラリーが「ヴァレーギャラリー」「杉本博司ギャラリー 時の回廊」です。実際に体験してきたので、これから行ってみたい!という方に向けてその内容をまとめています。ぜひ参考にしてくださると嬉しいです。
「杉本博司ギャラリー 時の回廊」とは?
「杉本博司ギャラリー 時の回廊」は、杉本の多様な作品群を鑑賞できるギャラリーです。杉本博司ギャラリーはゆっくりと作品鑑賞をいただくために、オンラインでの予約制となっていますが、ベネッセハウスの宿泊者であればギャラリー閉館後にも無料で楽しむことができます。
私は宿泊者向けの無料アートツアーに参加をして楽しみました。
解説を聴きながらアートを楽しめるなんて夢のようです。展示エリアは、テラスレストランのすぐ横に位置しているので、食事の前後に楽しむのもオススメです。
もともとはホテル宿泊者向けのラウンジだったエリアに設置されていたこともあり、ラウンジ自体のインテリアも見直されています。貴重な樹齢の長い木を足に使用したテーブルや椅子から茶室を眺めることもできます。
和菓子のサービスもあるようなので、ゆっくりとした時間を過ごすのに良さそうです。
「ヴァレーギャラリー」とは?
「ヴァレーギャラリー」は安藤忠雄の9つ目の建築物で祠をイメージした小さな建物と周囲の屋外エリアで構成されています。境界や聖域とされる谷間に沿うように建てられた建築は、二重の壁による内部空間が内省的である一方、半屋外に開かれ、光や風など自然エネルギーの動きを感じられるよう設計されています。
草間彌生の「ナルシスの庭」、小沢剛のスラグブッダ88 -豊島の産業廃棄物処理後のスラグで作られた88体の仏」が展示されており、建築と周囲の自然や地域の歴史を映し出すこれらの作品が響き合い、改めて自然の豊かさや共生、根源的な祈りの心や再生などについて意識を促す作品となっています。
ナルシスの森はとても草間彌生らしい作品ですし、撮影も楽しくどんな方も楽しめるのではないかな、と思いました。現代アートは土地のパワーもとても大事なのだなぁと改めて感じました。
ヴァレーギャラリーを満喫するならベネッセハウスに宿泊するのがベスト!さまざまなツアーに参加できたり、一般公開時間以外にも鑑賞できたりも。