【まとめ】東京都立川市がパブリックアートの街”ファーレ立川”になっていた!
東京都立川市ってどこにあるの?
− 東京駅から中央線快速の下り列車に乗車して50分(特別快速なら41分)
− 新宿駅から中央線特別快速なら約30分
実は、立川にはIKEAもあります(徒歩5分ほど)、一方で立川駅周辺は伊勢丹や高島屋など名だたる百貨店が軒を連ねる場所で必要なものは全てここで揃ってしまうくらい便利な街。多摩都市モノレールがあったり、高層ビルがあったりとアートだけではなくかなり充実した駅でした。とはいえ、降り立ったのは今回が初めてでした。
ファーレ立川とは?
ファーレ立川(ファーレたちかわ)は、1994年10月に住宅・都市整備公団(現在は都市再生機構に名称変更)によって施行されたJR立川駅北口の米軍基地跡地の再開発事業により完成したエリア。『ファーレ立川アート修復再生事業』と呼ばれ、アートを通じた街づくりの代表として認知されています。
ファーレ立川のアートの多くは車止め、ベンチや換気口など街の機能を持ち、ビルの合間を縫うようにして設置された36ヵ国92人109点のアートは20世紀末の現代世界を映し出しています。こうしたファーレ立川のアートはパブリックアートの代表例として図工の教科書に掲載されるだけでなく、2008年より立川市の小学5年生の授業に取り入れられ、地域の生きた教材となっています。また1994年度の日本都市計画学会設計計画賞受賞はじめ、都市計画からも高い評価を受け、国内外多数の方が視察に訪れています。
連絡先:ファーレ立川アート管理委員会事務局(立川市地域文化課)
〒190-0022 立川市錦町3-3-20 たましんRISURUホール(立川市市民会館)2階
立川市産業文化スポーツ部地域文化課 TEL:042-523-2111 内線4501
パブリックアートとは?
パブリックアート(public art)とは、美術館やギャラリー以外の広場や道路や公園など公共的な空間(パブリックスペース)に設置される芸術作品を指す。設置される空間の環境的特性や周辺との関係性において、空間の魅力を高める役割をになう、公共空間を構成する一つの要素と位置づけされる。記念碑的なものより、象徴的なもの、コンセプチュアルなもの、建築の壁画、音、風、光などを利用したものも含まれる。
(引用:wikipedia)
ファーレ立川、必見のパブリックアートは?
ファーレ立川のアートは、全部で『36ヵ国92人、全109点』(各詳細はこちら)。一見すると、ビルのオーナーの趣味とも取れる作品があったりとガイド無くして網羅することは不可能です。事前に109点の作品の中から好きなものや絶対に見たいものをピックアップしておくことをお勧めします。私はやはり大きいものが写真と自分とのバランスがいいなぁと思います。パブリックアートの楽しみ方って、アート単体だけではなく自分もそこに入り込むことによって完成するところだと思うので・・・。
ちなみに、上の写真はNO.019 タン・ダ・ウ(Tang Da Wu)さんによる『最後の買い物 Last Shopping』。作品と自分のイマジネーションのコラボで写真がめっちゃ楽しい♡写真好きにも、アート好きにも、珍しいもの好きにもオススメです。
http://www.tachikawa-chiikibunka.or.jp/faretart/art/651/
全てのアートは109個、この中で最後の買物以外の私のオススメはこの4つ!
・NO.062 アニッシュ・カプーア(Anish Kapoor)
http://www.tachikawa-chiikibunka.or.jp/faretart/art/588/
1954年インドのボンベイに生まれ、73年以降ロンドン在住。79年に7年ぶりのインドへの帰郷を果たし自らの文化的ルーツに再び触れた後に発表した鮮やかな原色の顔料に包まれた催眠的な美しさを持つ彫刻で注目を集める。
・NO.070 ジャン=ピエール・レイノー(Jean-Pierre Raynaud)
http://www.tachikawa-chiikibunka.or.jp/faretart/art/248/
1939年生まれ。レイノーは自らの生命、死、日常への視点を作品を通じて我々に伝える。日本では、東京・原美術館所蔵の白いタイルの部屋「ゼロの空間」も手がけている
・NO.097 潮田友子(Tomoko Ushioda)
http://www.tachikawa-chiikibunka.or.jp/faretart/art/1291/
1947年栃木県生まれ。5cmの金属製の立体ブロックで積み上げられたふたつの形は入子のような積み木細工です。ふたつの角柱の上に相似形の小さな角柱が乗っている作品は、それがまたファーレ立川の全体でもあり一部でもあることを想起させます。
・NO.109 ヴィト・アコンチ(Vito Acconci)
http://www.tachikawa-chiikibunka.or.jp/faretart/art/256/
1940年ニューヨーク生まれ。アコンチは空間の意味をがらりと変えてしまう仕事をする作家ですが、昔はパフォーマンスをすることによって美術というものの見方や常識をかえてきました。やがてパフォーマンスの場の装置に関心が移り、ついに空間自体への変容へと向かったのです。
ファーレ立川にはガイドサービスがあるらしい
なお、ファーレ立川アートにはボランティアグループ「ファーレ倶楽部」によるガイドも実施しているとのこと。(連絡先:042-386-4877)興味のある方はぜひ問い合わせをしてみてください。
2016年10月15日から16日に街全体を美術館に!アートミュージアム・デーを開催!
うわ!楽しそう!私も行ってみたい〜と思ったアナタに素敵なお知らせです。なんと、今週末にアートミュージアム・デーが開催されるそう。詳しくは下記をご覧ください!
立川が世界に誇るパブリックアートの街「ファーレ立川」。1994年10月13日にオープンしたこの街は、アートディレクションをした北川フラム氏が後に手がける「大地の芸術祭」「瀬戸内国際芸術祭」といった美術による地域づくりの出発点でもあります。この度、10月13日のファーレ立川の街の誕生日を祝すとともに、これまで以上に身近に気軽にアートを楽しんでいただくため、誕生日の週の週末2日間、ファーレ立川を美術館に見立てたイベント「ファーレ立川アートミュージアム・デー」を開催いたします。常設展は世界36ヵ国92人のアーティストによる109点のパブリックアート、企画展は屋外インスタレーション、ミュージアムショップはアートマーケット、ギャラリートークはアートツアー等、JR中央線立川駅のそばに期間限定で架空の美術館が出現します。ファーレ立川で芸術の秋をご堪能ください。
会期:10月15日(土)-16日(日) 11:00~16:00
場所:ファーレ立川 髙島屋赤い植木鉢作品周辺(入場無料)アーティスト・袴田京太朗氏による屋外インスタレーション
photo_hakamatasan_sakuhin展示期間:10月15日(土)〜23日(日)11:00〜16:00
現在最も注目を集める現代アーティストの一人である袴田氏は、1994年のファーレ立川への参画者中、国内で一番若いアーティストでした。今回、ファーレ立川 アートミュージアム・デーに相応しく美術館の個展のような特別な屋外インスタレーション(作品展示)を行います。
(引用:http://www.tachikawa-chiikibunka.or.jp/faretart/news/1717/)
ファーレ立川アート{FARET TACHIKAWA ART}
http://www.tachikawa-chiikibunka.or.jp/faretart/