京都食べ歩き完全ガイド|地元通が通う名店7選【貴船・御所周辺】
千年の都・京都には、名所旧跡めぐりだけでは出会えないもう一つの愉しみがあります。それは、地元の人が足しげく通う名店で味わう、この街ならではの一杯と一皿。市内の喧騒を離れた貴船の川床から、御所のほど近くに佇む隠れ家、四条河原町のアートなデセールまで──今回は、大人がゆっくりと味わいたい京都の食べ歩きスポットを7軒厳選しました。
水音だけが響く別世界のカウンター席「兵衛」

京都の奥座敷・貴船。その最奥にある料理旅館が「兵衛」です。もとは貴船神社の神職だった創業者が、参拝者に料理と酒を振る舞ったのが始まりと言われています。全席が川のほぼ真上に据えられたL字カウンターで、水面に浮かんでいるような感覚。市内が猛暑でも体感はマイナス5〜10度、聞こえるのは目の前を流れる水音だけの別世界です。名物は香ばしい鮎の笹焼きと鮎のひつまぶし、夏には鱧しゃぶも。板前さんの手元を眺めながら、静かに涼をいただく時間が流れます。
兵衛(奥貴船 兵衛)
住所: 京都府京都市左京区鞍馬貴船町101
電話: 075-741-3066
営業時間: 11:00〜19:00(昼は二部制、夜は18:00〜)
定休日: 不定休(3〜6月は水曜定休の場合あり/夏期は無休)
公式サイト: https://hyoue.com
昼は材木屋、夜は旨い立ち呑み処「酒場 井倉木材」

京都府庁のすぐ裏、御所西に佇む「酒場 井倉木材」。昼は普通の材木屋さんですが、夜になると材木置き場が立ち呑み酒場へと姿を変える唯一無二のお店です。ビールケースを並べた即席テラスやカウンター席から、職人技が光る調理風景を眺めながら一杯。予約は受けておらず、開店前から行列ができる人気ぶりです。名物のポテトサラダをはじめ、旬の魚やアテはどれも絶品。何を食べても美味しく、つい誰かに教えたくなる、京都酒場巡りに外せない一軒です。
酒場 井倉木材
住所: 京都府京都市上京区薮之内町77-1(下長者町通西洞院東入ル・御所西)
営業時間: 17:00〜22:00(L.O.・最終入店21:00)
定休日: 日曜・祝日
備考: 予約不可・行列必至(最寄:地下鉄丸太町駅)
湯気の向こうに、京都の煮込みあり「にこみ 鈴や」

2025年に丸太町・御所南へ移転した人気居酒屋「にこみ 鈴や」。厨房に立ちのぼる出汁と煮込みの香りが、そのまま食欲をそそります。名物は、じっくり丁寧に炊き上げた近江牛のもつ煮とおでん。備長炭で焼く甘鲨や豚足の塩焼き、旬野菜の白和えなど、季節を感じる気の利いた酒肴がずらりと並びます。締めには、串ものの端肉まで使うまかないカレーをぜひ。昼から開いているので、京都らしい趣ある建物で味わう昼飲みにも最高の名店です。
にこみ 鈴や
住所: 京都府京都市中京区丸太町堺町東入鍵屋町74
電話: 075-600-9656
営業時間: 13:00〜21:00
定休日: 月・火(不定休あり)
備考: 地下鉄丸太町駅 出口1から徒歩約5分、2025年に丸太町・御所南へ移転
京都の食材×メキシカン、絶品タコス「PIOPIKO」

烏丸御池の新風館に佇むエースホテル京都。その一角にあるバー&タコスラウンジが「PIOPIKO」です。監修は、ロサンゼルスの人気店ゲリラタコスを率いたウェス・アヴィラ。LAのストリートで磨かれたレシピに、京都や近県で採れた食材を合わせた一皿は、メキシカンでありながらどこか京都らしい奥行きがあります。九条ねぎやサボテンが皿にのぼるのも、この店ならでは。青いソファと緑に囲まれた開放的なラウンジは、昼はゆったりと、夜になるとバーの熱気に包まれます。タコス片手にメスカルやマルガリータを傾ける時間は、旅の夜にちょうどいい締めくくり。
PIOPIKO(ピオピコ)
住所: 京都府京都市中京区車屋町245-2 エースホテル京都 2F(新風館内)
電話: 075-229-9007
営業時間: 月〜金 15:00〜24:00/土・日・祝 11:30〜24:00
アクセス: 地下鉄烏丸御池駅 3-2出口から徒歩約2分
公式サイト: https://www.piopiko.com
京都が誇る立ち飲み百名店「立ち飲み やみー」

四条烏丸、錦市場からもほど近い路地に立つ「立ち飲み やみー」。2023年のオープンながら、食べログ立ち飲み百名店に選ばれた京都屈指の人気店です。看板は鮮度抜群の魚。分厚い本まぐろの刺しや赤酢が香る鉄火巻は、この価格で出していいのかと驚くほどの満足感。名物のとびっこポテトサラダや本日のキッシュ、焼き万願寺など、酒がすすむアテも粒ぞろいです。かち割りワインやだいやめソーダを片手に、立ったままサクッと一杯。11時から通し営業なので昼飲みにも最適で、予算はおよそ2,000円台。京都の一軒目にも二軒目にも効く、頼れる立ち飲みです。
立ち飲み やみー(YUMMY)
住所: 京都府京都市中京区西錦小路町262-8(錦小路通新町西入)
営業時間: 11:00〜22:00(L.O.21:30)
定休日: 水曜(祝日は基本営業/年末年始休み)
アクセス: 地下鉄烏丸駅から徒歩約4分
備考: 予約は基本不可(2階座り席のみ予約可)。近くに姉妹店「立ち飲み やみー ふたつめ」あり
回転寿司の顔をして中身は本格江戸前鮨「廻転鮨 銀座おのでら 京都店」

四条河原町の駅を出てすぐ、四条河原町ビルの1階にある「廻転鮨 銀座おのでら 京都店」。江戸前鮨の名店・銀座おのでらが手がける廻転鮨業態です。豊洲の名仲卸「やま幸」などから届く一級品を店内ですべて仕込み、飾り包丁や隠し包丁まで丁寧に施してから握る。回るレーンに乗っていても、一貫の仕事はまぎれもなく鮨屋のそれです。中トロや自家製穴子、真鯛、クエなど、気になるネタは職人に直接注文するのがおすすめ。予算は4,000〜5,000円ほどで、この質を思えば納得の一軒。観光の合間に、気負わず名店の握りを味わえます。
廻転鮨 銀座おのでら 京都店
住所: 京都府京都市下京区順風町305 四条河原町ビル1F
電話: 050-3184-3842
営業時間: 11:30〜22:30(最終入店21:30/料理L.O.22:00)
定休日: 不定休
アクセス: 阪急京都河原町駅から徒歩約1分
公式サイト: https://onodera-group.com/kaitensushi-kyoto
京都で出会うアートなデセール「RAU」

四条河原町のGOOD NATURE STATION 3階にある「RAU」。「情景を、形状に。」をコンセプトに、風景や記憶、和歌に込められた情感までを菓子で表現するパティスリー&チョコレート店。店名は「気高く美しい」を意味する古語「らうらうし」から。シェフパティシエ松下裕介さんとシェフショコラティエール高木幸世さんは、ともにワールドチョコレートマスターズの審査委員長団に選ばれた実力派です。写真はカフェで味わえるデセールで、皿の上に季節がそのまま置かれているよう。物販にはフィナンシェやディアマンなどの焼き菓子、チョコレートも並び、京都土産にもぴったりです。
RAU(ラウ)Patisserie & Chocolate
住所: 京都府京都市下京区河原町通四条下ル2丁目稲荷町318-6 GOOD NATURE STATION 3F
電話: 075-352-3724
営業時間: 11:00〜19:00(cafe L.O.18:30)
定休日: 不定休(施設に準ずる)
アクセス: 阪急京都河原町駅から徒歩約2分/京阪祇園四条駅から徒歩約5分
公式サイト: https://rau-kyoto.com


