TOYAMA(富山)

富山・氷見の絶景ワイナリー「SAYS FARM」のセラー施設、ついに完成。最高の食とワインで祝う特別な一日

富山旅の最後に訪れたのは、氷見市の小高い丘の上にあるワイナリー、SAYS FARM。

細い林道を抜けた瞬間、視界がふっと開けました。眼下に広がる富山湾、その奥にくっきりとそびえる立山連峰。そしてなだらかな斜面を埋めるぶどう畑。思わず足が止まりました。こんな場所でワインを造っている人たちがいるのだと、その事実だけで、なんだか胸が熱くなりました。

「氷見の魚に合うワインを」——15年前の想いから始まったワイナリー

SAYS FARMのはじまりは、江戸時代から続く魚問屋「つりや」の、ひとつの問いかけからだそうです。氷見といえば、寒ブリをはじめとする豊かな海の幸で知られる漁師町。その地の食材に寄り添うワインを、自分たちで造れないか。その想いから開墾が始まり、今年で15年を迎えました。

ロケーションの美しさも、ワインの個性も、すべてその「初心」から来ているのだと知ると、グラスを傾ける時間がまた少し豊かになります。

新しいセラー施設が完成、特別な一日

今回訪れたのは、2026年3月末に完成した新しいセラー施設のお披露目会。増産対応と供給安定化を実現するこの施設は、15年という節目を迎えたSAYS FARMの、次の時代への宣言のようでした。

これまでなかなか手に入らなかったワインが、より多くの人のもとへ届くようになるかもしれない。そう思うと、この日その場にいられたことが、少し誇らしくなりました。

ミシュランシェフの料理と、フリーフローのワイン

会場はセラー棟前の広場。県内を中心としたファインダイニング7軒のシェフたちによるケータリングと、SAYS FARMのワインがフリーフロー、という夢のような設えでした。

参加したのは、ひまわり食堂2、御料理ふじ居、カーヴ・ユノキ、Piatto Suzuki Cinque、海老亭別館、冨久屋、SAYS FARM KITCHENの7軒。鮨 木場谷は別途料金での参加でした。

それぞれの料理が、SAYS FARMのワインとどう響き合うのか。「氷見の魚に合うワインを」という15年前の想いが、今この食卓の上で実現している。そのことを噛みしめながら、グラスを重ねました。

さらにANA Team HND orchestraによる野外ライブ、バックヴィンテージや非売品ワインが当たるイベントも。お披露目会というより、祝祭と呼びたいような一日でした。

富山のワインシーンが、動きはじめている

この日、立山連峰を背に感じたのは、SAYS FARMの15年分の積み重ねと、これから先への静かな確信のようなものでした。

富山のワインシーンは、確実に変わろうとしています。そのど真ん中に、この丘の上のワイナリーがある。旅の締めくくりとして、これ以上の場所はありませんでした。

今後のイベント情報やワインのリリース情報は、SAYS FARM公式サイトをチェックしてみてください。

SAYS FARM

富山県氷見市余川字北山

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